LOZZa

About Lozza

ロッツァについて

1878 年に生まれたイタリア最古のアイウェア ブランド、Lozza。145年に及ぶ時代を超越した歴史の中で、イタリアの文化、アイデンティティ、そして独自のスタイルを体現し続けてきました。
2021年、Lozzaは、経済発展省により「国益に資する歴史的イタリアンブランド」として登録されました。

History

1878

1878年、ジョバンニ・ロッツァと二人の仲間は北イタリア、カドーレの中心部で工場を立ち上げました。彼らは十数年後に自分たちの作った眼鏡が世界中で評価されるブランドになることを知る由もありませんでした。

その後ヴェネト地方に眼鏡店を広げ、Lozzaはその比類なき品質と創造性をもった商品でイタリア全土および世界中のアイウェアのパイオニアとなりました。このころ、本物の宝石で埋め尽くした手作りのコレクションを生み出しています。

1912

厳しい時代の中で一度会社を閉鎖するも、優秀な起業家であったジョバンニ・ロッツァは、その強い意志と情熱によって眼鏡機械の製造に取り組み、さらに代理店を通じて販売を開始。Lozzaの品質と美しさは、固定ファンを獲得していきました。

様々な困難を乗り越え、彼のビジョンはさらに大きく大胆になります。1912年6月にはLozza社は小さな機械工房として正式に設立されました。2つの戦争の間に、Lozzaはサロに支店を開設し、ローマとミラノに2つの倉庫を作り事業を拡大しました。

Lozzaは驚くべき成功を収め、主要なインターナショナルアワードの受賞や、その功績を称える栄誉を獲得しました。

1940

プラスチックと金属を組み合わせたシンプルかつ洗練されたモデルZilo。
Ziloは1930年代に初めて発売されました。しかし、この並外れた美しさと革新性を持ったモデルが卓越したLozzaのアイコンとして認知されたのは第二次世界大戦後の1946年でした。

Ziloモデルの人気は止まらず、100 万個以上を販売し偉大なアイウェアとしての地位を確固たるものにしました。比類なきアイウェアとしてZiloは、1960 年代に名誉あるファッション オスカーを受賞しました。それは、Lozzaのメーカーとしての素晴らしい才能と、職人技によって成し遂げたことの証となりました。

今日もなお、Zilo モデルは真のスタイルアイコンであり、長い歴史の中でZiloを手にしたすべての人にインスピレーションを与え、魅了し続けているのです。

1950

1950年代には、その時代ならではの独特のトレンドやスタイル、言葉など新しい「若者文化」が出現し始めました。 エルヴィス・プレスリーとジェームス・ディーンが、この「新しい」カテゴリーの象徴的なロールモデルとなった時期でした。

プラスチック素材の増加により、アイウェアはある種の魅力と重要性を持った、真のファッションアクセサリーとして、そして美しさの象徴として考えられるようになりました。Lozzaは当時のトレンドを牽引するような、さまざまなデザインのメガネを作り始めました。当時としては非常に斬新な厚めのプラスチック製の女性らしく細長いシェイプのデザインに、特徴的なラインストーンとマザーオブパールのインサートを加えたフレームは、この上なく個性的なアイウェアとして注目の的となりました。

1960

この時代には大きな変化がありました。アイウェアは自由の象徴、そして着用する人の想像力と個性を解き放つアクセサリーとなりました。 海外からのさまざまな情報はイタリアのデザインに新風を吹き込む要因となりました。Lozzaは、大胆にチャレンジする時期だと判断し、革新的なシェイプ、幾何学的なフロントピース、わずかに丸みを帯びた台形や菱形のフレームなどの新しいデザインを発表しました。

そして美しさと機能性が完璧に調和しアイウェアが誕生しました。
その結果、Lozzaアイウェアは独創性と無限の創造性の象徴となったのです。当時の精神を反映しながらも、時代を超越した美しさで今日も魅了し続けるまさに真のエクセレンスです。

1970

この当時、Lozzaはその比類のないスタイル、細部へのこだわり、技術研究へのたゆまぬ取り組みのおかげで、単なるアイウェア ブランドをはるかに超えたブランドとなりました。Lozzaのアイウェアはすべて、職人技と革新的な素材を巧みに組み合わせ、それらに魂と意味を与え、身に着ける人々の個性を雄弁に物語るものとなりました。

Zilo現象はこの10年間で大ブームを引き起こしました。ZiloはLozzaの革新性、情熱、本物に満ちた魂を体現することにより、ブランドの象徴的なモデルとなりました。

1980

1983年、北イタリア・カドーレ地方におけるアイウェアの伝統を継承する企業の 1 つであるデ・リーゴグループにLozzaブランドが持つすべての技術的専門知識とプロダクトが吸収されました。 Lozzaブランドの専門性と品行方正なブランドの魂は、エンニオ・デ・リーゴと彼の会社によって見事に引き継がれました。ブランドは引き続きその人気を保ち、品質の高さも維持されていたため、ファッションブランドからも注目されました。

素晴らしい商品を提供する、というLozzaの情熱と信念は新たな会社にも引き継がれました。そして1世紀以上続く伝統を守りながら新世代にも目を向けることによって、現在においてもその価値を維持することができているのです。

1990

90年代に入るとメタル素材が主流となり、プラスチックは下火となりました。 メタル素材の軽くて丈夫な特性に加えて、細身なスタイルを作ることで当時のトレンドとなりました。時代をリードしたスタイルを作ることも得意とするLozzaは、あらゆるニーズに応えるため、すぐにミニマルで直線的なモデルもリリースしました。

これはブランドの歴史における転換点となりましたが、高品質な仕上がり、精度、細部へのこだわりは変わることなくLozzaの商品に反映されました。スタイルは変われどタイムレスな美しさを常に保ちつづけてきたのです。

2000

2000年頃、ビンテージブームや本物の職人技が求められるようになります。もちろんLozzaアイウェアの需要も高まりました。この時期、Lozzaはこれまで以上に市場のニーズに対する細心の注意をはらい、ブランドらしくユニークなスタイルをリリースしました。

Lozzaのアイウェアは、ショービズ界の著名人からも支持されました。真のイタリアンクラシックをまとった美しさと未来を見据えたスタイルで彼らを魅了し、彼らに着用されることで多くの人々にブランドの魅力を伝えることとなりました。

2010

この時代、オリジナリティがありユニークなものへのニーズが高まりました。Lozzaは、お客様自身のアイデアや創造性からインスピレーションを得て、デザイン、サイズ、素材、カラーを自由にカスタマイズできる特別なプロジェクトを展開しました。

today

Lozzaの歴史的アーカイブを振り返り、その中で表現されてきた、このイタリアンアイウェアブランドを特徴づける象徴的なサインを商品に施しています。それは、ブランド名の「LOZZA」の5文字を表現したオリジナルアイコンの5ライン。すべての新しいコレクションモデルのテンプルやエンドチップなどに彫りこんでいます。MACHOやZiloなどのアイコンモデルは、オリジナルスタイルのままブランド名が記されています。

ベッルーノのアイウェア産業を偉大なものとし、今日でもイタリアンアイウェアの代表として認知されているLozzaは、誕生当時からの本質を持ちながら、その歴史の中で培ってきたバリューと新しさが共存したクラッシックで、洗練されたアイウェアを生み出しています。